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> 蝉しぐれにとても感動しました。
 今日は授業がないので、友達と映画「蝉しぐれ」を見に行きました。前にテレビでもやってたけど、なんとなく「純愛っぽいの見てると疲れそ~(若い女がこの発想じゃまずいがそう思ったのだ)。」と倦厭して、第1回目の最初の15分しか見たことがありませんでした。テレビの大ヒットも、「ふ~ん・・・」って感じでした。

 だけど、今まで映画化された藤沢周平の「たそがれ清兵衛」、「隠し剣 鬼の爪」、そして「蝉しぐれ」はいずれも舞台が私のふるさと。地元では映画の公開前に特集を組んで盛んに紹介をします。ちょうど公開前、帰省していて実家にいた私。毎日テレビでCMを見てたら急に興味がわいてきて、見てみようかな~と思いました。「20年、人を想い続けたことはありますか?(間違ってたらすみません)」というフレーズがとても気になったのです(少し乙女の心を思い出したのかな)。

 そして今日、ついに見ました!

 感想は、一言で言うと「切ない!!」です。切腹する父に自分の思いを伝えられなかった後悔の念、お互いに想いながら実らない恋、いや~久しぶりに泣きましたね。最後に文四郎とおふくが言葉を交わす場面があるのですが、感動です。昔のような関係ではなくなってしまった(おふくは殿様の妾で、文四郎は謀反人の子)けど、最後の最後で昔の関係に戻り、お互いの想いを確かめ合い、別れるところが切なかったです。「おふく様」ではなく、「ふく」と何度も呼びかける文四郎に目頭が熱くなりました。こういう愛のかたちもあるんだね~。映像もとてもきれいだったし・・・。

 あと、気に入ったのは、おふくと子供の命を狙って敵に攻め込まれて戦うシーンです。血しぶきがすごくてちょっと残酷なのですが、映像も、人物の心理もすごくリアルでよかったです。人を切るのも、切られるのも、侍にとってとても怖いことで、大切な人を守り、自分の身を守るためとはいえ、誰かを殺すというのは、すごく苦しいことなんだなあと思いました。命の重さについても考えさせられます。

 というわけで、この映画オススメです。文四郎の友人役がふかわりょうってのが微妙だったけど(笑)
by piyopiyo-thig-le | 2005-10-12 23:48 | 趣味の話

ぴよのつぶやき日記
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